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宮城県多賀城市。
ここは、古代東北における大和朝廷の戦略拠点であった『多賀柵』でも有名な場所です。
市内の随所にゆかりの史跡が数多く点在しています。
その一方で、この街は仙台へのアクセスが整備され、通勤・通学圏として飛躍的な変貌も遂げています。
このような魅力的な立地条件から、ファミリー層と単身者層の棲み分けに重点を置いた賃貸集合住宅を計画しました。
ファミリー向け住戸と単身者向け住戸を別棟に近い形にすることで、双方のライフスタイルの違いから生じる生活騒音へ配慮しています。
ファミリー向けは、可動式収納や引き込み建具等で多様な住み方への提案とし、単身者向けは、内外コンクリート打ち放し仕上げとなっています。
外観に至っては、西側に施されたルーバー状の手摺がこの住宅を特徴付けています。
この垂直に貫く金属ルーバーは、開放廊下からの転落事故や侵入の危険性に配慮し、セキュリティー面において効果的に機能すると共に、かつて存在した『多賀柵』を彷彿させ、この地の歴史と風土を礎に、ここに生きる人々へ、その存在感を与え続けるものとなるのです。
所在地 | 宮城県多賀城市 |
構造・面積 | RC造4階建 900.11㎡ |
施工 | 建て主さん直営によるCM分離発注 |
HP | http://www.erupa.net/ |